人間らしく生きたい!
これは誰もが持っている願いであり要求です。しかし、その当たり前のことを追いかけていて深い落とし穴にはまってしまうこともあります。
多重債務で苦しんでいる人はそんな人たちです。「こんなはずではなかった」と気づいても、その流れを止められずますます借金地獄に堕ちていき、自殺、夜逃げ、家族崩壊など「人間らしさ」と正反対の行動をとって「解決」を図っている人もいます。
こんな悲しいことはありません。
多重債務に陥った人は、お金の支払いでも悩み、返せない自分は人間的にだめな人間ではないかと責めて悩んでいます。
他方で「借りたものは自分の責任で返していきたい。人生を反省し、これからもがんばっていきたい」という人間らしい要求ももっています。
『さざなみ』は、そんな債務者の人間としての健全な思いを支援し、多重債務問題を世論の力で根絶することを目的として結成されました。
サラ金のグレーゾーンが廃止 改正貸金業法完全実施実現
 政府は先ごろ改正貸金業法完全実施を閣議決定しました。その主な内容は @出資法の上限金利(年29・2%)を利息制限法と同じ15〜20%に引き下げてグレーゾーン金利を廃止する A借入総額を年収の3分の1以下に制限する(個人事業主は対象外)の2点です。2点目の総量規制に該当する人は借り手の5割にも上るといわれています。これから借りたくても借りることができなくなりますから、この方々が相談先を探し始めるはずです。あなたの身近にそのような方がいたら、「さざなみ」を教えてあげてください。グレーゾーン金利はなくなったものの15〜20%は高利です。個人事業主が総量規制の対象外になっていることも問題です。

高金利撲滅の大切な第一歩  「さざなみ」会長 重 加奈美
 改正貸金業法が6月18日に完全実施されることになりました。多くの方々の尊い命が奪われたことを思い起こしています。改めて怒りを感じます。長い間苦しめられ続けた被害者が立ち上がり、声を挙げた運動の成果です。昨年から今年にかけて貸金業者や献金をもらっている国会議員が「施行の延期」、「規制の緩和」、「特例金利」などを求めて猛烈に抵抗していました。その抵抗を撥ね退けての完全実施です。サラ金地獄に逆戻りさせてはいけないと全国で被害者が立ち上がりました。高金利を撲滅するため、私たちが安心して暮らせる社会にしていくため、これからも闘っていきたいと思います。協力いただいた皆さんに感謝します。ありがとうございました。

「さざなみ」が定例の駅頭宣伝
 毎月1回、JR吹田駅中央口で夜7時から40分間の宣伝行動を行っています。
4月は28日に実施しました。この日は重さんと谷川さん、事務局から1名が参加して相談会を案内するちらしを配りました。「サラ金の相談をしています」「多重債務で困っていませんか」「カードの相談をしています」と声をかけながら配っていると、声を聞いて手を伸ばしてくる人が沢山いて、40分間で用意した200枚余りのチラシがほぼなくなりました。その後、事務所で相談会。初めての相談者もあり、この日は久しぶりに多重債務の学習会を行いました。5月13日は過払い訴訟の全国一斉集団訴訟の日です。これに間に合わせようと準備している会員もいます。
北大阪総合法律事務所と懇談会を開催
 4月21日夜7時より、北大阪総合法律事務所からの要請を受けて懇談会が開催されました。法律事務所からは鎌田弁護士を始め7名の弁護士と3名の事務局員が参加され、吹田民商からは山口会長始め三役8名と「さざなみ」会長の重さんが参加しました。最初に、法律事務所から、相談件数の状況(鎌田弁護士報告)、多重債務問題の現状(名並弁護士報告)、年金担保貸付事業廃止についての意見書(中西弁護士報告)の報告がありました。民商からは西尾局長が実績パンフを使って民商の運動の内容を説明しました。法律事務所からは昨年豊中で開催した「連続講座」の内容が説明され、吹田でも開催できないかという申し入れがありました。それに対して、民商からは、なんでも相談会を役員中心でやっていることもあり、もし、吹田で開催するのであれば準備をして対応したいと応じました。時期や内容については後日協議することにしています。民商からは、民商が紹介する弁護士だから安心してお願いできるという会員さんが多くいることを自覚して、本人が納得いく解決になるように親切、丁寧に対応して欲しいと要望しました。懇談終了後、短時間ですが「さざなみ」の相談会を見学していただきました。
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.760より 10.5.10

自分自身と正面から向き合い、怒りをもって高利貸し撲滅を!
 12月9日、吹田民商会館にてクレジット・サラ金・商工ローン被害をなくす吹田市民の会「ざざなみ」の第10回定期総会を開催しました。
 吹田民商の山口会長をはじめ5名の支部長さんと阿部府議会議員など31名が参加しました。
 今年の総会は、改正貸金業法の完全施行を前に、貸金業者や一部の国会議員が見直しを図ろうとしているのに対し「さざなみ」は怒りをもって立ち向かい完全施行を勝ち取るため全力がんばると決意しました。
8年間、会長を務めた竹田さんは「自宅に日掛け業者が押し掛けてきた時、まっ先に『さざなみ』の仲間が駆けつけ、家族を安心させてくれた」と振り返り、「自分のような人を出したくないという思いでこの8年間がんばってきた」と語りました。
 その竹田さんからバトンを受けた重会長は「10年前を藁をもすがる思いで民商に相談に行き、『さざなみ』結成から多くの人に支えられてきました。そんな『さざなみ』という大きな存在の会長を引き受けるに当たりプレッシャーで夜も眠れませんでしたが、新しい役員さんも入り、みんなでがんばっていきたいです。」と涙を浮かべて決意しました。
 その後の西尾事務局長の講演では、自分が「被害者」である事と「自分を見つめる」事のバランスをしっかり持つこと。そして、家計簿をしっかり集計し、自律して自立する大切さを強調しました。
 参加された方からは「『さざなみ』の9年間の歴史を聞き改めてすごいと思った」「相談に来た一人ひとりの顔が思い浮かんだ」「まさに命にかかわる問題で、政治を変えていこうと思った」と感想が寄せられました。
 「さざなみ」は語り励まし合いながら「自律と自立」をテーマに自分自身を見つめなおし、会員一同、力を合わせて高利貸し撲滅など、国民が安心して暮らせる社会になるよう積極的に活動していきます。

11月に特定調停が終わった会員さんの報告を紹介します。
「さざなみ」に入って変わった! 
 僕は民商の会員でした。はじめに、借金の相談もできると話を聞いたので、6月に相談にいきました。180万円の借金があり、おもにギャンブルなどにつぎ込み、妻にバレてしまい、どうするか二人で話し合った結果、民商に相談することに決めました。民商に行くと「さざなみ」があると紹介されました。
 11月28日に特定調停が終わって、約半年ぐらいかかりました。はじめの頃はまったくどうするかわからず、不安でしかたがありませんでしたが、さざなみに相談にきて、自分のお金に対するだらしなさや、何とかなるだろうという甘い考え方、嫌な事は後回しにする性格を見直すことをわからせてもらいました。
 「さざなみ」は借金・お金の問題だけじゃなく、もう一度自分を見つめ直す良いきっかけになり内面的にも変わってきたと思います。相談にきてから、家計簿や小遣い帳をつけていると、自分たちの家計の実態を知り、前のままだったら、もっと借金が増えていました。「さざなみ」のみなさんと励まし合い協力し合ってこの問題を解決できたと思います。
 今後は、僕が「さざなみ」の力になり相談にきた人の力になれるように頑張りたいとおもいます。  R・J
吹田民商「いんふぉめーしょん」No.743より 09.12.21
◆過去の記事◆
■サラ金のグレーゾーンが廃止 改正貸金業法完全実施実現(10.5.10)
■北大阪総合法律事務所と懇談会を開催(10.5.10)
■自分自身と正面から向き合い、怒りをもって高利貸し撲滅を!(09.12.21)
■「さざなみ」はヤミ金業者を、絶対許さない!(09.11.9)
■毎月第三水曜日は「さざなみ」駅頭宣伝(09.11.2)
 ■改正資金業法の早期の完全実施を求めて近畿集会(09.07.29)
■市役所市民相談課と『多重債務問題』で懇談しました(09.06.01)
 ■さざなみ第9回定期総会を開催(08.12.31)
■多重債務問題で吹田市と初交渉(08.12.8)